KK+・AK は4ベット、66〜QQ と強いスーテッドはコール、ほかは降りる
自分が約2.5BBでオープンしたあと、後ろの人が約7.5BBにレイズし返してきた(3ベット)。もう一度自分の番です。
その答え(6人卓・約100BB。後ろ3人の席=CO でオープンし、後ろ2人の席=BTN に3ベットされたとき):
| 選ぶこと | ハンド |
|---|---|
| 4ベット(レイズし返す) | KK+, AKs, AKo |
| 続ける(コール) | QQ, JJ, TT, 99, 88, 77, 66, AQs, AJs, KQs, KJs, QJs, JTs, T9s |
| 降りる(フォールド) | 上のどちらにも無い手 |
オープンした手でも、半分くらいは降りるのが答えです。理由と出典は、下の「なぜこの基準?」にあります。
何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?
上の表を、3行にしました。基本は丸暗記でいい です。
- AA・KK・AK → 4ベット(レイズし返す)
- 66〜QQ のペア → 続ける。同じマークの A・K・Q・J どうし(AQs・AJs・KQs・KJs・QJs)と、JTs・T9s → 続ける
- それ以外 → 降りる。マークがちがう手(オフスート)は AK 以外ぜんぶ降りる。55 以下のペアも降りる
迷ったら:「ペアは66から、同じマークは絵札どうしと JTs・T9s、オフスートは AK だけ」。
3ベットに、さらに別の人のコールが入ったら?
自分がオープンし、誰かに3ベットされ、さらに別の人がその3ベットにコールしてから自分の番が来たときです。
続けるのは AA・KK・AK だけ(4ベット)。66〜QQ や同じマークの手も降ります。
理由と出典は、下の「なぜこの基準?」にあります。
4ベットしたあと、オールインされたら?
AA・KK・AK で4ベットしたら、相手がさらにレイズし返して全部賭けてきた(5ベット・オールイン)ときです。
AA・KK・AK は、どれもコール。4ベットしたら、オールインされても降りません。
理由と出典は、下の「なぜこの基準?」にあります。
読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?
出典の表
上の答えは、出典 [S15] の表がもとです。前提は 6人卓・約100BB、CO が2.5BBでオープンし、BTN が7.5BBに3ベットした場面です [S15]。
| 出典の分け方 | 割合の目安 | 出典のハンド |
|---|---|---|
| 4ベット(強い手) | 約5〜8% | KK+、AKs(コールと混ぜる)、AKo(コールと混ぜる) |
| 4ベット(はったり) | (上に含む) | A5s、A4s |
| コール | 約30〜40% | QQ, JJ, TT, 99, 88, AQs, AJs, KQs, KJs, QJs, JTs, T9s, 77, 66 |
| フォールド | 約50〜55% | 中くらいのオフスートの絵札どうし、小さいペア、間が空いた弱いスーテッド |
割合は「オープンした手のうち、どれだけを」の目安です [S15]。
表から読めること
- 続ける手は、ペアか、同じマークの手(スーテッド)だけ。オフスートは AK のほかに1つも入っていません [S15]
- 同じマークの手は、同じ数字のマークちがいより勝率が約2〜4ポイント高く(なぜそのハンドを開くの? の表 [S13])、フラッシュ・ストレートのような大きな役になったときに大きく取り戻せます。出典 [S15] も、持ち点が深いほど、続けるハンドにスーテッドのつながりを足す(大きく取り戻せる見込みが増えるため)としています
出典と、この教材で変えたこと
- 出典 [S15] では AKs・AKo は「4ベットとコールを混ぜる」手です。この教材では覚えやすさのため 4ベット にまとめています(出典の数字ではなく、この教材の決め方です)
- 出典 [S15] では A5s・A4s を、ときどき4ベットする手(はったり)にも入れています。段階2では 強い手だけ4ベット にするため、この2つは降りるにしています
- 4ベットの大きさは、出典 [S15] では3ベットの約2.2〜2.5倍(自分が後に動くとき)・約2.5〜3倍(自分が先に動くとき)。この場面(CO は BTN より先に動く)の例では、7.5BBの3ベットに対して約18BBです
3ベットにコールが入ったとき・オールインされたとき
- コールが入ったら狭くする:人が多いほど、誰かが強い手を持っている見込みが大きく上がります [P24]。「AA・KK・AK だけ」の線は(出典なし)本人が決める範囲です。上の表 [S15] の「4ベット」の行を借りただけで、この場面の表は出典付きのものをまだ取得していません
- オールインされたらコール:持ち点が約100BBのとき、オールインしてくる相手の手は AA・KK・AK と少しのはったりが中心です。KK は、コールに要る勝率を楽に超えます [P17]
- AK もコールにした理由:AK は、相手がはったりを入れないならぎりぎり足りず、はったり(A5s など)が入るなら超える、という境目の手です [P17]。この教材では覚えやすさのため AK もコール にまとめています((出典なし)本人が決める範囲。出典の数字ではなく、この教材の決め方です)。境目の手なので、判定問題には出しません。出典 [P17] は練習用の用語集でソルバーの出力ではないため、勝率の数字はソルバーで確かめるまで載せていません
まだ取れていない表
他の組み合わせ(例:後ろ5人の席でオープンし、BB に3ベットされたとき)の表は、出典付きのものをまだ取得していません。それまでは、この教材では上の基準(CO でオープンし、BTN に3ベットされたとき)を基本にします。
状況に合わせて基準を変えるのは、いつ?
出典 [S15] は、3ベットしてきた相手がふだんどれだけ降りるか(慎重な相手か、強気な相手か)や、持ち点の深さで、続ける手を変えるとしています。段階2では、まず上の 覚える基準 だけで十分です。相手や状況に合わせて基準を変えていくのは、もっと後の段階で扱います。
コラム|王者の三連覇は、なぜ止まった?
ジョニー・チャンは1987年と1988年の世界大会(WSOP)のメイン・イベントで2年続けて優勝し、アメリカ国外の生まれで初めての優勝者になりました。1988年の決勝の1対1の映像は、映画『ラウンダーズ』(1998年)の中にも出てきます。ところが三連覇のかかった1989年は、フィル・ヘルムースに次ぐ2位。2連覇の王者でも3年目は勝ち切れない、と伝えられるくらい、1回の大会の結果は揺れます [C9]





