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段階2

表が全部は覚えられないとき、どう覚えればいいの?

下の文章と同じ内容を、音声と絵で説明しています(字幕つき・2分02秒)。ナレーション:VOICEVOX:四国めたん

はじめての人は、表の前に 覚えやすい5つの決まり(足し算と形だけで決める入口)から始めても大丈夫です。

手を4つのグループに分け、後ろが1人減るごとに1つずつ足して開く

答えの図:後ろに残る人が少ないほど、強い手にぶつかる見込みが下がり、弱めの手でも得をしやすい。ハンドを4つのグループ(G1〜G4)に分け、後ろに残る人が1人減るごとに、グループを1つ足して開く

答えは——ハンドを4つのグループに分け、後ろに残る人が1人減るごとに、グループを1つ足して開くです。色つきの一覧は 早見表のページ にあります。

まず80点版:4つのグループ

前提:6人卓・約100BB・約2.5BBのレイズ。

グループ 入っているハンド ひとことで
G1 22+(ペアは全部)、ATs+、KTs+、QTs+、JTs、AJo+、KQo ペアと、10以上どうしの強いカード
G2 A9s-A2s、K9s、Q9s、J9s、T8s+、98s、87s、ATo、KJo スーテッドのAは全部+スーテッドのつながり
G3 K8s-K5s、Q8s、J8s、97s+、76s、65s、54s、A9o-A8o、KTo、QJo スーテッドをさらに広く、Aの弱めオフスート
G4 K4s-K2s、Q7s-Q4s、J7s-J6s、T7s-T6s、96s-95s、86s-85s、75s、64s、A7o-A2o、K9o-K8o、Q9o-QTo、J9o-JTo、T9o、98o 弱めの残り(後ろ2人のときだけ)

後ろの人数ごとの「ここまで開く」

後ろの人数ごとに開くグループの表:後ろ5人(UTG)G1、後ろ4人(HJ)G1+G2、後ろ3人(CO)G1+G2+G3、後ろ2人(BTN)G1+G2+G3+G4、後ろ1人(SB)G1+G2+G3(後ろ3人と同じ)

後ろの人数が同じなら、何人卓でも同じグループまで開きます(後ろ6人以上は、この表ではなくポジション別の表の「後ろ6人以上」の行)。

何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?

基本は丸暗記でいい です。

覚え方のコツ

覚え方のコツの図:G1 は「ペア全部+10以上どうし」(迷ったらここから)/G2 は「Aのスーテッド全部」、続けてつながったスーテッド(T9s・98s・87s)/オフスートは弱いほど後ろでだけ(A のオフスートは後ろ4人 ATo → 3人 A8o → 2人 A2o)

  1. 覚えるのは4グループだけ。 後ろの人数は「どのグループまで」だけを覚える(後ろ5人=1、後ろ4人=2、後ろ3人=3、後ろ2人=4。1つ減るごとに1グループ足す。6人卓なら UTG・HJ・CO・BTN)
  2. G1 は「ペア全部+10以上どうし」。迷ったらここから
  3. **G2 は「Aのスーテッド全部」**と覚える。続けて、つながったスーテッド(T9s・98s・87s)
  4. オフスートは弱いほど後ろでだけ。Aのオフスートは、後ろ4人で ATo、後ろ3人で A8o、後ろ2人で A2o と、1段ずつ広がる
  5. 後ろ1人(SB)は、後ろ2人ではなく後ろ3人(CO)と同じと覚える(後ろに残る人は少ないが、フロップから先に動く順番が不利なため。理屈は次のレッスン)。80点版の後ろ1人は、まず迷わないための入口です

90点版:足す差分

80点版に慣れたら、次の差分を足します。

90点版・100点版で足すハンドの表:90点版は後ろ5人(UTG)に A5s-A2s、T9s、98s、後ろ1人(SB)に A7o-A5o、K9o、QTo、JTo。100点版は後ろ1人(SB)に K4s、Q7s-Q6s、J7s、T7s、96s、86s。100点=この教材が参照している出典の表そのもの(ソルバー出力ではない)

後ろ4人・3人・2人は、80点版のままで足すものはありません。

100点版:さらに足す差分

後ろ1人(SB)のスーテッドの端のハンド(K4s、Q7s-Q6s、J7s、T7s、96s、86s)を足します。

読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?

グループの出典と割合

ハンドの並びは [S14] の表をもとに、グループへ組み直したものです(組み直しは当教材)。割合は、各ハンドの組み合わせ数(ペア6・スーテッド4・オフスート12、全体1,326)から計算した値です(scripts/tiers.py)。

80点版・90点版・100点版の割合の表:後ろ5人(UTG)12.5%・14.3%((出典 S14) と一致)・14.3%/後ろ4人(HJ)18.9%・18.9%・18.9%/後ろ3人(CO)25.5%・25.5%・25.5%/後ろ2人(BTN)43.3%・43.3%・43.3%/後ろ1人(SB)25.5%・30.9%・33.0%((出典 S14) と一致)

後ろ4人・3人・2人の割合は、80点版の時点で [S14] の表(18.9%・25.5%・43.3%)とぴったり同じです。

後ろ1人(SB)は、なぜ後ろ3人と同じ所から?

後ろに残るのは BB の1人だけですが、フロップから先に動く順番が不利です(理屈は次のレッスン)。なお、上級者は後ろ1人からもっと広く開きます(この教材の100点版でも後ろ1人は 33.0% まで広がります。[S14])。

注意

「100点」は、この教材が参照している [S14] の表そのもののことです。[S14] 自身が書籍から簡略化した目安で、ソルバー出力ではありません。ソルバーとの照合が済むまで、100点版も確定ではありません(段階2の最初のレッスンの注意と同じ)。

他の表とのちがい(調べたこと)

日本でよく紹介される「世界のヨコサワ式ハンドレンジ表」は、ポジション(席)ごとに色を変えた1枚の表にまとめる形だと紹介されています [S11]。当教材の表は、ハンドをグループにまとめて足していく形で、色は「何点版か」を表します。違いの要点:向こうは「席の名前ごとに色分けした1枚の表」、こちらは「グループを足していく段階制」で、覚える量を減らしやすい形です。

コラム|「まとまりで覚える表」の元祖

ハンドを強さでグループに分け、「同じグループのハンドは、だいたい同じように打てばいい」と提案したのは、デビッド・スクランスキーとメイソン・マルムースで、いまも「スクランスキーのグループ」と呼ばれます。番号が小さいほど強く、番号が付かないハンドがいちばん弱い組です。169通りを1つずつ覚えずに、まとまりで覚えるという発想は、この表と同じです。番号すら付かない組に入ったハンドは、名前を呼ばれないまま帰っていく運命です [C10]

出典

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