後ろの人数が多いほど狭く、少ないほど広く入る
自分の後ろに、まだ手札を見て動いていない人が多いほど、その誰かが強い手を持っている見込みが高くなります。強い手にぶつかる見込みが高いほど、弱い手で入ると損をします。だから答えは——後ろの人数が多いほど狭く、少ないほど広く入るです。
この教材は、席の名前(UTG・BTN など)ではなく、自分より後ろに、まだ動いていない人が何人いるかでポジションを考えます。6人卓でも9人卓でも、人数が欠けた卓でも、そのまま使えるからです。
後ろに何人(席の名前との対応)
6人卓(6-max)の席は、プリフロップで行動する順に次の6つです。席の名前は、後ろの人数に直して覚えます。
9人卓・人数が欠けた卓のとき
席の名前は卓の人数で変わりますが、後ろの人数は数えれば分かります。
席の呼び名は教材によって違うので、名前より数のほうを正とします。後ろ6人以上の表はポジション別の表にあります。
行動順と有利さ
例題
後ろ2人(BTN)と後ろ5人(UTG)ではどちらが有利? → 後ろ2人(BTN)。フロップ以降は最後に行動でき、情報が多いから。
何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?
基本は丸暗記でいい です。
- 後ろの人数を数える(SB・BB も、まだ動いていなければ数える)
- 少ないほど広く、多いほど狭く入る
- BTN は後ろ2人、SB は後ろ1人。何人卓でも同じ
- 6人卓は UTG=5、HJ=4、CO=3、BTN=2、SB=1、BB=0
読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?
席と行動順の出典
- ボタン・SB・BB の位置と、プリフロップは BB の左隣から・フロップ以降は SB から(BTN が最後)という順番は段階1と同じ [S4] です
- 6つの席の名前(UTG・HJ・CO・BTN・SB・BB)は [S14] の表に使われているものです
- 後に行動する人ほど情報が多いので有利です。そのため、後ろの人数が多いときは少ないハンドで、少ないときは多くのハンドで参加するのが一般的です [S4]
- 例題の答え(後ろ2人=BTN が有利)も [S4] の行動順からです
後ろ6人以上の表
後ろ6人以上(9人卓の前のほう)は、後ろ5人より狭い 10.6%(77+, ATs+, A5s-A3s, KTs+, QJs, AJo+, KQo) を目安にします [S14]。後ろ6人・7人・8人それぞれの線は出典がなく、分けていません。
コラム|ボタンのご先祖は「バック」
西部開拓時代、配る番の人の前には目印を置いていて、鹿の角の柄のナイフなどが使われ、これが「バック(buck)」と呼ばれた、と伝えられます。配りたくない人は、この目印を次の人へ回すことができました。英語の「pass the buck(責任を人に回す)」はここから来た言葉で、アメリカのトルーマン大統領は机に「The buck stops here(責任はここで止まる)」の札を置いていました。その札を贈ったのも、ポーカー好きの刑務所長だったそうです [C6]






