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段階3

相手に打たれたら・レイズされたら、どうするの?

下の文章と同じ内容を、音声と絵で説明しています(字幕つき・2分40秒)。ナレーション:VOICEVOX:四国めたん

相手が打ってくる手より自分の役が上なら続け、下なら降りるの?

相手に打たれた・レイズされたあと、続けて得をするのは「相手が打ってくる手より、自分の手が上のことが多い」ときだけです。だから答えは次のとおりです。

答えの図:自分の役と、相手が打ってくる・レイズしてくる手を比べる。上なら続ける、下なら降りる。レイズの中身はたいてい強い役(セット・ツーペア・強いトップペア)か、ドローでの攻め。3人以上なら絞る、ドローならレッスン4の計算。レイズし返さない

レイズしてくるのは、たいてい 強い役(セット〈手札のペアと場の1枚でスリーカード〉・ツーペア・強いトップペア)か ドローでの攻め。強い役でしかレイズしない人なら、ワンペアは降ります。

例:トップペアでチェックレイズされたら?

レッスン3の例の続きです。1対1。あなたは BTN でオープンし、BB がコール。フロップ K♦8♣3♠、あなたは K♣Q♣(一番上のペア)でベットしました。

例:場の札 K♦8♣3♠、あなたの手札 K♣Q♣(一番上のペア=ワンペア)でベットし、BB が大きくチェックレイズ。強い役でしかレイズしない BB ならフォールド。ドローでもレイズしてくる BB ならコールも選べる

  • BB が大きくチェックレイズ(一度チェックしてから、あなたのベットにレイズすること)。この BB はこれまで、ドローでレイズしたことが無い(強い役でしかレイズしない)→ フォールド(相手のレイズが強い役だけなら、ワンペアは降りる)
  • 同じ場面で、この BB がドローでもレイズしてくる人なら → 続ける手が増えるので、コールも選べます

何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?

まとめ:打たれた・レイズされたら、続けるか降りるかの二択/強い役でしかレイズしない人 → ワンペアは降りる/セット・ツーペアは続ける(オールインでも)/3人以上は基準を上げる、ドローは ×2 と必要勝率

基本は丸暗記でいい です。

  • 打たれた・レイズされたら、続けるか降りるかの二択(レイズし返さない)
  • 強い役でしかレイズしない人 → ワンペアは降りる。ドローでもレイズしてくる人 → 続けてよい手が増える
  • セット・ツーペアは続ける(オールインされても続ける)
  • 中くらいの役:1対1なら相手しだい。3人以上・オールインなら降りる
  • 3人以上なら、続ける基準を上げる
  • ドローは、勝率(×2)と必要勝率を比べる

読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?

このレッスンで決めるのは何?

  • 自分がベットしたあと、相手にレイズされたときに、続ける(コール)か、降りる(フォールド)かを決めます((出典なし)この教材が決めた範囲)
  • 相手に先に打たれた(ベットされた)ときも、同じく続けるか降りるかをここで決めます。攻めた側か受けた側か、先か後かは問いません((出典なし)この教材が決めた範囲)
  • こちらからレイズし返す(再レイズ)のは、この段階では扱いません((出典なし)この教材が決めた範囲)
  • チェックしてからレイズしてくること(チェックレイズ)も、ここに入ります [P14]

相手は、どんな手でレイズしてくるの?

レイズ(チェックレイズを含む)は、次の2種類の手でされることが多いです [P14]。

レイズの中身の表:強い役=セット(手札のペアと場の1枚でスリーカード)・ツーペア・強いトップペア/ドローでの攻め(セミブラフ)=両面のストレートドロー・フラッシュドロー・2つのドローが重なった手(コンボドロー)/少ない=真ん中のペア・弱いトップペア・何も無い手

表の中身はどれも [P14] です。

まず、何を思い出せばいいの?

その相手が、これまでどんな手でレイズしてきたかを思い出します [P15]。

  • ドローでもレイズしてくる人なら、レイズの中身にドローが混ざるので、続けてよい手が増えます(例:トップペアで続ける)[P15]
  • 強い役でしかレイズしない人なら、ワンペアは降ります [P15]
  • 上の例(K♣Q♣ でチェックレイズされた)の答えも、この2つの言い方からです [P13][P15]

自分の手で、続けるか降りるかをどう決めるの?

自分の役を、相手のレイズの中身(強い役)と比べます [P14][P15]。

  • セットなど、レイズの中身の多くに勝てる手なら、続けます(コール)[P14][P15]
  • レイズの中身の強い役に負ける手(強い役でしかレイズしない人に対するワンペアなど)なら、降ります(フォールド)[P14][P15]
  • 3人以上のポットでのレイズは、1対1より強い手を示しやすいので、続ける基準を上げます [P15]

相手に打たれたら(ベットされたら)、どうするの?

レイズと同じく、自分の役と、相手の打ち方を比べて決めます。こちらからレイズし返すのは、この段階では扱いません((出典なし)この教材が決めた範囲)。ドローのときは、下の「ドローで続けるかは、どう決めるの?」を使います。

自分の手 1対1で打たれたら 3人以上で打たれたら 出典
役あり(強いトップペア以上) 続ける(コール) 続ける。ツーペア以上なら迷わず続ける [P14][P15][P24]
弱いキッカーのトップペア 相手しだい(下の「中くらい」と同じ) 降りる寄り。1対1なら打てても、3人では様子を見る手 [P24][P22]
中くらいの役(真ん中のペアなど) 相手しだい。はったりもする人なら続ける、強い手でしか打たない人なら降りる 降りる((出典なし)線はこの教材が決めた範囲) [P22][P15]
  • 人が多いほど、誰かが強い手を持っている見込みが大きく上がります。だから3人以上では、続ける手を絞ります [P24][P15]
  • はったりの少ない相手には降りる回数を増やし、はったりの多い相手には続ける回数を増やします [P22]
  • ターンで打たれたら、中くらいの役はフロップより降りる寄りにします((出典なし)この教材が決めた範囲)[P22]
  • リバーで打たれたときも同じ表を使います。はったりの少ない相手には降ります [P22]

オールインされたら、どうするの?

1対1で、相手が全部のチップを賭けてきた(オールイン)ときも、相手の中身より上か下かで決めます [P14][P15]。

  • 強い役(セット・ツーペア)は続けます [P14][P15]
  • 中くらいの役は降ります [P14][P15]
  • 強いトップペアは、相手しだいです((出典なし)この教材が決めた範囲。判定問題には出しません)[P15]
  • 迷ったら、必要勝率(追加で払う額 ÷(今のポット + 追加で払う額))と比べます(レッスン1・レッスン4)[P7]

ドローで続けるかは、どう決めるの?

レッスン4と同じ計算です [P7]。

必要勝率 = 追加で払う額 ÷(今のポット + 追加で払う額)(今のポットには相手のレイズも入れる)[P7]

  • まだ賭けが続く(オールインではない)なら、勝率は ×2(次の1枚だけ)で見ます [P6]
  • 勝率が必要勝率より大きければ続ける、小さければ降ります [P6][P7]
場面 勝率(アウツ × 掛ける数) 必要勝率 どうする? 出典
フロップでフラッシュドロー。自分のベットにレイズされ、ポット $28(レイズ込み)、追加で払う額 $8。まだ賭けは続く 9 × 2 = 18% $8 ÷($28 + $8)≒ 22.2% フォールド(18% < 22.2%) [P6][P7]

降りたあとで、相手がドローだったと分かったら?

  • 判断のときに分かっていたこと(相手の傾向・自分の役・必要勝率)で正しく選べていれば、その判断は正しいです。結果ではなく、判断で振り返ります(レッスン1)[P11]

状況に合わせて基準を変えるのは、いつ?

状況に合わせて基準を変えるのはいつ?:段階3では、まず覚える基準どおりに選べれば十分。相手のくせは「強い役でしかレイズしない人」と「ドローでもレイズしてくる人」の2つだけ。相手のくせ・持ち点の深さ・人数・大会の場面に合わせて変えるのは、もっと後の段階で(出典なし)この教材が決めた範囲

段階3では、まず上の 覚える基準 どおりに選べれば十分です。このレッスンでは、相手のくせを「強い役でしかレイズしない人」と「ドローでもレイズしてくる人」の2つだけで分けました。相手のくせ・持ち点の深さ・人数・大会の場面などに合わせて基準を細かく変えていくのは、もっと後の段階で扱います。

コラム|ポーカーの基本定理

デビッド・スクランスキーは本『The Theory of Poker』で、「相手の手札が全部見えていたら、こう打つ。その打ち方と違う打ち方をするたびに相手が得をし、同じ打ち方をするたびに相手が損をする」という考えを「ポーカーの基本定理」としてまとめました。逆に、相手がこちらの札が見えていたらしない打ち方をするたびに、こちらが得をします。「見えたら苦労しないよ」と言いたくなる定理ですが、レイズされて相手の手札の範囲を考えるのは、見えない札を少しでも見えている状態に近づける作業、と読むことができます [C16]

出典

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