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段階3

そもそも「参加していい」ってどう決めるの?

下の文章と同じ内容を、音声と絵で説明しています(字幕つき・2分20秒)。ナレーション:VOICEVOX:四国めたん

自分の勝率が必要勝率より大きければ、参加していいの?

フロップより後の「賭ける?降りる?」は、このレッスンの考え方が土台です。答えはこれだけです。

自分の勝率が、必要勝率より大きければ参加してよい。小さければ降りる。

必要勝率 = コール額 ÷(ポット + コール額)(ポットには、相手がいま賭けた額も入れる)

答えの図:自分の勝率が必要勝率より大きければ参加、小さければ降りる。必要勝率=コール額 ÷(ポット+コール額)。ポットには相手がいま賭けた額も入れる

例:勝率40%なら、ポット $30 に $10 でコールしていい?

例の図:ポット $30(相手のベット込み)に $10 でコールするか。自分の勝率は 40%。必要勝率=10 ÷(30+10)=25%。4回に1回より多く勝てれば参加してよい。40%>25% なのでコール

  • 必要勝率は 10 ÷(30 + 10)= 25%。つまり、4回に1回(25%)より多く勝てるなら参加してよい場面です
  • 自分の勝率 40% は 25% より大きい → コール(参加してよい)

自分の勝率の出し方(アウツの数え方)は、レッスン4で扱います。

何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?

基本は丸暗記でいい です。覚えるのは3つだけ。

  1. 必要勝率 = コール額 ÷(ポット + コール額)
  2. 勝率が必要勝率より上なら参加、下なら降りる
  3. 期待値がプラスの判断なら、1回負けても判断は正しい。結果ではなく、判断で振り返ります

ほかの額だと、必要勝率はいくつ?

よく出る形は、表で丸暗記しておくと速くなります。コール額はどれも $10 です。

必要勝率の表(コール額はどれも $10):ポット $10 なら 50%(2回に1回)、$20 なら 33.3%(3回に1回)、$30 なら 25%(4回に1回)、$40 なら 20%(5回に1回)。覚え方:ポットがコールの何倍か+1 で何回に1回

覚え方:ポットがコールの何倍か +1 で「何回に1回」(3倍なら4回に1回=25%)。

読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?

1回勝てたかどうかで決めるんじゃないの?

  • 賭けは、1回の勝ち負けではなく、同じ場面を何度も繰り返したときの平均で考えます。この平均を期待値と呼びます [P11]
  • 期待値がプラスの判断を続ければ、長い目で見ると増え、マイナスの判断を続ければ減ります [P11]

何と何を比べればいいの?

天秤をイメージします。

  • 片方の皿は参加料=コールに払う額。もう片方の皿は勝ったときにもらえるポット [P7]
  • 参加料とポットから、**「最低これだけ勝てれば損しない」という勝率(必要勝率)**が決まります [P7]
  • 自分の勝率が必要勝率を上回るなら、コールの期待値はプラス=参加してよい。下回るなら、期待値はマイナス=降りる [P7]
  • 必要勝率の式(コール額 ÷(ポット + コール額))と、ポットに相手がいま賭けた額も入れることは [P7] です

なぜ25%が境目なの?

4回繰り返したと考えると分かります [P7][P11]。

25%が境目の図:4回とも $10 を払い、1回勝つとポットの $30 がもらえる(+$30)。残りの3回は負けて $10 ずつ失う(−$30)。差し引き 0 なので、25%ちょうどなら損も得もしない。多く勝てればプラス

+$30 と −$30 で差し引き 0。25%ちょうどなら損も得もしない。多く勝てればプラス、少なければマイナス [P7][P11]。

  • 勝率40%なら、必要勝率 25% より大きいので、コールの期待値はプラスです [P7]

表の数字は、どこから?

  • 上の表は、[P7] の式で出した値です。ポットが大きいほど、必要勝率は下がります=弱めの手でも参加しやすくなります [P7]
  • 「何倍+1」の覚え方は、式を言い換えたものです((出典なし)覚え方はこの教材が決めたもの)

コールして負けたら、判断ミスだったの?

まとめ:期待値がプラスの判断なら、1回負けても判断は正しい/勝率40%でも5回に3回は負ける/結果ではなく判断で振り返る/この段階は、いま見えているポットとコール額だけで比べる

  • いいえ。期待値がプラスの判断だったなら、1回負けても判断は正しいです。結果ではなく、判断で振り返ります [P11]
  • 理由:期待値は「何度も繰り返したときの平均」なので、1回ごとの勝ち負けはぶれます。上の例でも、勝率40%なら5回に3回は負けます(40%=5回に2回勝つ)[P11]

あとから増える分は数えないの?

  • この段階では、いま見えているポットとコール額だけで比べる簡易版にします((出典なし)この教材が決めた範囲)
  • 勝ったあとの賭けで、さらにもらえる分(インプライドオッズ)という考え方もありますが、ここでは数えません [P7]

コラム|期待値は「勝負を途中でやめたら?」から生まれた

1654年ごろ、シュヴァリエ・ド・メレ(アントワーヌ・ゴンボー)が、数学者パスカルに「勝負を途中でやめたら、賭けたものをどう分ければ公平か」という問題を持ち込みました。パスカルはこれをフェルマーとの手紙でやりとりし、いまでいう「期待値」をはっきり使った最初の考え方にたどり着いた、と伝えられます。このレッスンの「何度も繰り返したときの平均」は、370年ほど前の文通から来ています [C12]

出典

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