後に動く人ほど有利。1ハンドの流れと、誰から動くか
同じ手札でも、後に動く人ほど、相手の動きを見てから決められるぶん得をしやすくなります。だから、1ハンドの流れと「誰から動くか」は、毎回の判断の前提です。答えは次のとおりです。
1ハンドの流れ
賭ける(ベッティングラウンド)のは4回。最後に残った人で、最も強い5枚の役の人がポットを取ります。
ボタン・SB・BB
- ディーラーボタン:ディーラー役の目印。1ハンドごとに時計回りに1つ移ります
- SB:ボタンの左隣の人が置く。ふつう BB の半分
- BB:SB のさらに左隣の人が置く。最小のベット額と同じ
誰から行動するか(時計回り)
ヘッズアップだけは、プリフロップはボタンが先、フロップ以降はボタンが最後です。
チップが足りない人がオールインしたら?(サイドポット)
3人以上で勝負していて、チップが足りない人が全部賭けた(オールイン)ときは、ポットを2つに分けます。
- メインポット:足りない人が賭けた額まで、みんなで出し合ったポット。足りない人が取れるのは、メインポットだけです
- サイドポット:それより上の分。そこにチップを出した人だけで勝負します
例:持っているチップが 100・300・500 の3人が全部賭けたとき。
例題
6人卓で、ボタンの次が SB、その次が BB。フロップで最初に行動するのは SB(ボタンの左隣から。ボタン本人は最後)。
何を覚えればいいの? 丸暗記でいいの?
基本は丸暗記でいい です。覚えるのは4つだけ。
- ボタンは1ハンドごとに時計回り。ボタンの左が SB、その左が BB
- プリフロップは BB の左から。フロップからは SB から(ボタンが最後)
- 賭ける回数は4回(プリフロップ・フロップ・ターン・リバー)
- チップが足りない人が取れるのは、メインポットだけ
読みたい人向け:なぜこの基準なの? 出典は?
進行と行動順の出典
- 1ハンドの流れ、ボタン・SB・BB の置き方、ヘッズアップの例外、行動する順番、例題の答えは [S4] です
- ベッティングラウンドは「プリフロップ・フロップ・ターン・リバー」の4回です。正式なルールでは、フロップ・ターン・リバーの前にディーラーがカードを1枚捨てます(バーン)[S4]
- 後に行動する人ほど、相手の動きを見てから決められる分、情報が多くなります [S4](次の段階2で詳しく扱います)
サイドポットの出典
- メインポット・サイドポットの分け方と、100・300・500 の3人の例は [P26] です
- 例の数字:メインポットは 100 × 3人 = 300、サイドポットは 200 × 2人 = 400、500 の人の残り 200 は本人に戻ります [P26]
コラム|テキサス・ホールデムは、本当にテキサス生まれ?
はい。テキサス州の議会は、州内のロブスタウンという町を、このゲームの「発祥の地」と公式に認めています(20世紀の初めごろ)。ラスベガスに入ってきたのは1963年で、そのあと数年のあいだ、ラスベガスでこのゲームを置いていた店は1軒だけだった、と伝えられます。いま覚えたボタンとブラインドの回し方は、100年以上前のテキサスの卓から続いている、というわけです [C2]








